書評:エラスティックリーダーシップ ―自己組織化チームの育て方

タイトル的に気になっていた本書。

住んでる近くの図書館に本を返しに行ったら、新書の棚に置いてあったので借りて読んでみました。

最近の図書館って発売したての本も置いてあるんですね〜。

新書過ぎてびっくりしました!

読んでみた感想としては、

「手元に置いてたまに読み返したいかな〜」

という良書です!

 

# 誰向け?

以下の人々に読んで欲しいかな

* 人の成長に興味があると、口だけは言っているマネジメント

*人の成長に興味があると、口だけは言っているプロジェクトリーダー

* チームリーダー or その予備軍

 

割と過激な書き方をしましたが、本気で人の成長を望んでいる人は行動で出来てる(自分自身やってもらった)ので、

口だけ、と書いてしまいましたが、どうやったら良いのか分からない人たちに読んで欲しいですね。

チームリーダーとその予備軍は、是非読んで実践してみて欲しいです。

 

 

# 向かない人は?

* リーダー層ではない人たち

今読むと、理想とのギャップで現職が嫌になるかもしれないので。

ただ、プライムでやってる人たちは、社内政治的な世界で殴って勝ち取れるかもしれない理想なので、読んだ方が良いかも。

 

# どんなことが書いてあった?

チームの状態を

* サバイバルモード : 自分の仕事でいっぱいいっぱい状態

* 学習モード : 学習しながら仕事に取り組める余裕ありな状態

* 自己組織化モード : 端的に言うと、YWT(やったこと・わかったこと・次やること)を自主的にやるような状態

 

各モードの関係と、何が起きると他のモードに遷移してしまうのか、
各モードでどんなリーダーシップを取ると良いのかと言ったことが書いてありました。

リーダーも自分のマネジメントスタイルをメンバーに押し付けるのではなく、
自分のチームの状態がどのモードに居るのかによって、変わっていくことが重要とのことで、これは確かにそうだし、自分自身全く出来てなかったかな〜と自省してます。

リーダーとしては、当然サバイバルモードは避け、
学習モードから自己組織化モードを目指すべき時代のようです。確かにそう思います。
たまに、あのリーダー何もしてくれないけど、プロジェクトは順調なんだよ、あのリーダー要らなくね?
と言う場面があると思いますが、それはリーダーが上手いことバランスを取ってくれていて、チームが自己組織化モードに居るという可能性が高いので、
間違っても「あのリーダーが不要」と言うのは辞めましょうw

平和なのには訳がちゃんとあるのです。

脱線しましたが、上記のモードを懇切丁寧に解説してあります。

だいたいここまでで、本書の半分程度。

残りの半分は、じゃあ何すれば良い?というのが延々と書いてあります。
これはこれで面白いですし、実際にやるときには、どういうこと気にしなきゃいけないんだっけ?というのを読み返してからやろうと思えます。

 

# 最後に

自分自身うまく出来てなかった部分も多いので、しっかり自戒して取り組みたいと思います。

あと、この本は買おうと思います。手元に欲しいw

 

ちなみに今のチームの状態は「学習フェーズ」です。

自己組織化フェーズは、多分会社としてそういう文化がまだないかな〜と言う状態ですね。

サービスを提供する会社なので、会社が潰れそうにならない限りは、サバイバルフェーズに移行することはないだろうけど、そうならないように意識だけはしとこ。

 

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