妻の妊娠中に転職するということについて

はじめに

以前の記事にも書きましたが、2017年4月末を以って、通算10年働いたSIerを辞めて、WEB屋に転身しました。 syogo0417.hatenablog.com

実はこの時、妻は第一子妊娠中でした。

※先日9月28日に元気な女の子を産んでくれました。

妊娠中の転職について調べると、妊娠中の転職をタブー視するページはたくさん出てきますが、 実際に転職したページはあまりなかったので遺しておきます。

タブー視しているページの多くは当然女性目線です。

出産の主役は奥さんと子供なので、分かります。

が、男性目線だとちょっと違ったり、業界が違っても考え方はやっぱり違うので、どうすべきか悩んでいる方の参考になれば。

転職までのスケジュール

  1. 決意したのは2016年12月末
  2. 年末年始の休み中に経歴書など作成
  3. 2017年1月中旬くらいからエントリー開始
  4. 2017年2月〜3月に面接ラッシュ&内定・退職意思表示
  5. 2017年5月から新しい会社へ

妊娠がわかった時期

2017年1月20日前後に正式に判明。

年明け早々くらいからほぼ間違いない確度で妊娠したとは言われてました。

なので、転職活動を本格始動した時とほぼ同時期に妊娠が正式に発覚しました。

できたと思うと言われたのは始める前くらいですね。

妻は転職することについてどう思っていたか

勿論快く思ってないです。

転職活動始めた旨を言ったら、「妊娠したかもしれないの判ってる?」とメチャクチャ言われ続けました。

あと、嫁の親からも説得されました。(お住まいは嫁の実家の近くでしたので)

自分の転職に対する認識はどうだったか

収入が現状維持以上なら、転職しようが留まろうがこっちの自由では?という認識でした。

※控え目に収入は現状維持と書きましたが、前職の給料は安すぎなので、上がる以外の未来はないと思ってました。

あと、単純に給与が安すぎるので、子供が生まれたら育てる金ないヤバイ!っていうのもありましたね。 妻からは1年待てなどアレコレ言われましたが、そんなことしたら市場がどうなっているかも判らないですし、 給与下げないからお願いします、とごり押ししました。

転職してどうなのか

収入面などはバッチリUP。子育てに不安はない程度には増えました。

会社の休みも増えたので、めでたし!

とは、諸手を上げて言えません。

もっと考慮しておくべきだったこ

ここからが本題です。
妊娠中、出産中は割とイベントがあります。
私はこの辺がカラッキシなので、かなり揉めました。
なので、奥さんが妊娠中に転職しようとしている方は以下の点も考慮してあげた方が平和に過ごせます。

  1. パパママ教室(月1くらい)
    妊娠中のパパママ向けに出産までどう過ごすかなどを教えてくれる教室があります。
    コレ、夫婦揃って出席する人が多いです。
    なので、妻だけ行かせると、周りの幸せオーラに毒されます。
    「何で家は一人で出席なんだと・・・」
    転職すると有給が半年つかなかったりもするので、それでも不利になることなく(主にボーナスカット)休めるのか、は要チェック事項です。
    ※有給付いて休めるなら文句なしですね。

  2. 妊婦検診(時期による、出産直前は毎週)
    嫁曰く、お腹の子の成長を一緒に感じたいとのこと。
    まぁ確かに。
    一度も一緒に行けないと遺恨を残すので、なるべく一緒に行けるような配慮が必要です。
    これを全て叶えるなら、「転職しない」が正解になります。
    夫婦でよく話合う必要がありますね。(お前が言うな)

  3. 出産の立ち合い&退院
    我が子が出てくる場合の立ち合いと、家に帰る場合のお迎え、この最低2日(出産は1日で終わるとは限らない)の休みの確保は絶対条件です。
    出産に係る特別休暇があるかどうかは確実に聞いておく必要があります。(流石にここは聞いた)
    休みが取れないなら最悪転職を諦める必要もあるという認識です。

  4. 一カ月検診
    退院時の前日くらいに、生まれた赤ちゃんの検診日が決まります。
    大体平日です。
    そして赤ちゃんが初めて外にお出かけをするメモリアルデーでもあります。
    なるべく休むようにしてあげたいですね。
    私の場合は、赤ちゃんが有難いタイミングで出てきてくれたおかげで、有給を使えます。
    休めなかったら、多分やばかった・・・。

こんな感じで外すと夫婦間がヤバくなりそうなイベント盛りだくさんです。

辞める会社のここを確認しておけば良かったこ

給与制度に疎くて、これは完全に私の過失ですが、会社を辞める場合は以下の事象を絶対に確認してください。 最悪、死にます。

  • 給与が前払いか後払いか絶対に確認する必要がある。 辞めようとしているその会社に入って最初の給料日を思い出してください。

新卒の場合、4月に貰っていれば前払い、5月に貰っていれば後払いです。

で、問題になるのは前払いの場合です。

給与を前払いで貰っている場合、退職月は給料が出ません。(残業分は出る)

※後払いなら普通に給与が貰えます。

これにより、転職先の給与が後払いだと、入社月は給与が入らないので、「2か月間」も無給になります。

我が家は自分の認識ミスでこの問題が露呈して、めっちゃ怒られました・・・。

まとめ

私は妻が妊娠中に転職しましたが、全くもっておススメしません!

が、こういうイベントを上手くかわせる場合は良いと思います。

例えば、妊娠発覚時に最終選考まで進んでいる、など。 ※妊娠発覚時にここまで進んでいれば、パパママ教室を少しすっぽかすくらいで済むため。

何にしてもしっかりと話し合う必要がありますね。

補足

妻が妊娠中に対する転職活動が原因で不利になるということは一切なかったです。 転職市場において、出産後は早く帰りたいとか言い出すんだろ?とか夜寝れなくて生産性下がって採用費用をペイできないのでは?など、そういうネガティブ要素を気にされることもなく、関係ないみたいでした。